こんにちは。
いやー、もう6月後半になってしまいました。
もう1年も折り返しですって。早すぎない。光陰矢の如し、time waits for no oneとは言ったものです。時をかけたい。
そんな就活生の泣き言は棚に上げつつ、今日は夏の夜に聴きたくなる音楽を紹介していこうと思います。
一曲目は別記事で取り上げたアンテナの「深い深い青」。本当に曲を色で例えただけみたいな感じのタイトルです。的確。
特徴的なボーカルの柔らかさがなんとも清涼感のある音楽に昇華させています。サカナクションとかスピッツとか好きな人には絶対良さがわかるはず。
夏の夜にドライブなんてしながら風を浴びつつ聴きたい一曲です。
こちらも併せてどうぞ。
なんだか、水中でヘッドホンをつけて聴いているような独特の抱擁感というか、包まれている感じがあります。
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二曲目はドラマストアの蜃気楼の町。
イントロ、間奏のリードギターが可愛い。Aメロのテンポ感が心踊る。そして一番はこの柔らかく若干ハスキーなボーカルがとても爽快感がある。
サビでチェストボイストファルセットが交錯する曲が好きなのは僕の偏見ですが、この人のハスキーボイスからの透き通ったファルセットは超いいギャップ。最後のサビの
サヨナラ蜃気楼の町
明日のために生きてくのは
やめにしようよ 消える日まで
笑う 怒る 泣く 想う 愛する
それだけに必死でいてよ
ここの 泣く 想う のとこのアレンジが心底好き。
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Orangestar というボカロPをめありーさんという歌い手さんがカバーした一曲。Orangestarさんといえばアスノヨゾラ哨戒班などが有名ですが、どれも夏っぽい、爽やかな水色って感じの楽曲で聞いてて清々しいです(語彙力)
今回選んだ空奏列車はAメロかなりハイトーンでボカロらしさ満載ですが、綺麗な歌声でビチっと音程をハメてくるめありーさんには圧巻です。
個人的には、サビの高い部分もチェストボイスで張り上げて歌い切っていることで迫力がありとても気持ちいいです。
メアリーさんとOrangestarさんのコラボアルバムはかなりかなり名盤なので気になった方は是非聞いてみてください。
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もう夜中にって言っちゃってるけど。
ロッキンにも出場することで注目を集めていますね。ユアネス。
ボーカル黒川さんの弾き語り動画がTwitterで広まり、メジャーデビュー。今やロッキンにも出場する期待の新人。歌詞もかなり今風で、若い世代は魅了されてしまうのではないでしょうか。
まあなんと言っても僕がフィーチャーしたいのはそのボーカルの表現力。ラスサビでオクターブ差をつけて訴えかけてくる感じ、大好きです。
アウトロのエレキギターもなんだか切なく聞こえてきて、まさに夜中に聞きたくなります。
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お次は皆様御用達[Alexandros]のAdventure。
なんというか、オシャレすぎ。歌詞といい音運びといい、演奏といい、こんなんかっけえやん絶対。
ボーカルがハキハキしているのが凄くいいですよね、低音から高音まで。
Bメロからサビに繋がるところが好きです。
6月の雨の夜にヘッドホンで聴きたい曲ランキング1位。
ちょっと頭が悪くて歌詞の解釈ができないですが、言葉選びから才能が滲み出てますね。いつかワンマンに行ってみたい。
ロックの中に若干シティポップ感があるというか、洋楽感のあるコード進行というか、深いところから魅力を忍ばせてくるのが心底上手いバンドです。ラブソングに飽きたら聞きたい。
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夏の夕暮れ時に聞きたい。sumikaって、個人的には、春春してるイメージですが、こういうエモい曲もあるんですよ。すごい。
sumikaの片岡さんも相当の実力派で、FM802で尾崎世界観の栞の収録に参加した時、UNISON SQUARE GARDENの斎藤さんが「sumikaの片岡さんの声はずるい。収録の時誰よりも声が突き抜けていて、聴いたらビックリするくらい(声が)通る」とおっしゃられるほど。
確かに、柔らかい声質なのにスパーンとぶち抜くような、まさに腹の底から声が出ている感じがして音源上でも声量が伝わってきます。
この曲は王道失恋ソングなのですが、歌詞のディテールがとてもリアルでなんだか親近感が湧きます。小説を読んでる気分。
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まあ、これを書きに来た。
うん、知ってたよね。まあこれだよ。
夏の終わりに聞きたいです。歌詞の通り。
この曲を聴くと真冬だろうと真春だろうと(真春って何?)夏の終わりを感じれる気がしますね。
僕はいわゆる志村世代ではないのですが、フジファブリックを代表する、夏の終わりを代表するこの曲を聴くと志村正彦さんの偉大さと尊さが苦しいほどに伝わります。
今更書くまでもないですが、僕はこの曲のBメロがめちゃくちゃ好きです。
夕方5時のチャイムが
今日はなんだか 胸に響いて
運命なんて 便利なもので
ぼんやりさせて
最後の花火を見る、君を探しに行こうとする僕。花火大会に君は来ているのか、来ていないのか、多分来ていないんだろうな。そんな想いに揺れる僕を焦らすような夕方5時のチャイムなんですね。
ここの歌い方、音程、歌詞、究極と言っていいほどにマッチングしている。一音一音伸ばす感じがなんともチャイム感を出している。音程が何となく夕方感を出している。なんなの?形容できない。音楽でしか形容できないであろう表現です。
ないかな ないよな なんてね思ってた
まいったな まいったな
話すことに迷うな
最後の 最後の 花火が終わったら
僕らは変わるかな
同じ空を見上げているよ
くぅぅ〜
こんなエモいラブソングある?綺麗すぎる。
まさかいないだろうな、なんて思ってた君がいたんですね。花火大会に。あんだけ考えてたのに話すことに迷う。でも、最後の花火が終わったら僕らの関係は変わるかな? いや、変わるんです。
そんなひと夏のラブストーリーを回顧している、そんな歌。
最後の花火に 今年もなったな
何年経っても 思い出してしまうな
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まあこんな所にしときましょう。
前回もあとがきの時に思ったんですけど、まあ別に夏じゃなくても良くね?って曲もあります。まあそこはいいじゃないですか、ご愛嬌ってことで。
いやーそれにしても若者のすべては何万回聞いても名曲ですよね。自分で考察しながらたまげました。
僕にも何年経っても思い返してしまうような夏が来るのでしょうか。来て欲しいような、欲しくないような。
話は変わりますが、僕は夏はまあまあ好きです。何故まあまあなのかと言うと、イベント事や夏休みの感じは大好きだけど、汗かくことと日焼けすることが大嫌いだから。結果的に10(大好き)-3(大嫌い)で7くらいの好き度になってます。
海とかプールとか、泳ぐのはあんまり好きじゃないんですけど夜の海とか、ドライブで海を眺めるのとか、すごく好きです。夏にしか感じられないような、The思い出って感じのイベントが、毎年毎年過ぎていく度に儚くなって、その儚さが心地よかったりするのです。
大人になりたくない(切実)(もう大人だけど)
みなさん、夏フェスでお会いしましょう、、
では。