wani の音楽日記

音楽が好きな大学生です。 とはいえ音楽経験は全くないので完全フラット素人目線の自己満垂れ流しブログです。

『夜行性』の増加から見る現代邦楽の変遷と系譜

こんにちは。

 

皆さんが最近ハマってる音楽はなんでしょうか。僕はバンドだと3週くらい回ってBase Ball Bearがキテます。あとは長谷川白紙、中村佳穂、空白ごっこ、森は生きているとかを聞いてますかね。あ、あと松任谷由実も聞いたりしてます。

 世間ではどんな音楽が流行っているんでしょうか?コロナの影響でカラオケ屋のバイトが休みになる前までは、有線とかカラオケ映像とかで話題の音楽を耳にしていたんですが、最近はそれが無いのでなんとも掴めていない気がします。

 

しかしまあそんな中でもよく耳にするくらい一躍バズっている「YOASOBI」

夜に駆ける

夜に駆ける

  • YOASOBI
  • J-Pop
  • ¥255



YouTubeニコニコ動画に目敏い人なら聞いたことあるのではないでしょうか。

この記事ではこの方の大流行を元に邦楽ブームの今日を分析してみたいと思います。

 

夜行性ってなあに

 

タイトルにございます「夜行性」。なんぞ?それ。自粛期間だから昼夜逆転してる人が増えてるってこと?

否。違う違う。そうじゃない。

違う、そうじゃない

違う、そうじゃない

  • 鈴木 雅之
  • J-Pop
  • ¥255

 

僕も最近知ったのですが、どうやら「夜行性」

ってのは「YOASOBI」「ヨルシカ」「ずっと真夜中でいいのに」をよく聞く人達のことを言うみたいです。

たしかに。みんなユニット名に夜が入ってる。考えた人すごい!!頭いいね!

ん?てことは、夜の本気ダンスも仲間なのか?

違う、そうじゃない

違う、そうじゃない

  • 鈴木 雅之
  • J-Pop
  • ¥255

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はい。考察していきましょう。

上記の3つのグループ知っていましたでしょうか。詳しい説明は割愛しますが、どちらも2019年前後に急浮上した音楽ユニット。

代表曲は

ただ君に晴れ

ただ君に晴れ

  • ヨルシカ
  • ロック
  • ¥204

 

ハルジオン

ハルジオン

  • YOASOBI
  • J-Pop
  • ¥255

 

秒針を噛む

秒針を噛む

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • J-Pop
  • ¥255

 

こんな感じ。ざっと聞けばなんとなく似てるなって感じしませんか?親世代に聞かせたら全部同じやないかとか言われそう。

 

3つともボーカルは女性です。ハイトーンが美しい。そして歌詞もなんだか似てるような似てないような。

ヨルシカは元ボカロPのn-bunaさんをコンポーザーとして、suisさんがボーカルのデュエット。ずっと真夜中でいいのには、ACAねさんがボーカル兼作詞作曲。YOASOBIも実は、ボカロPのAyaseさんと"ぷらそにか"と呼ばれるボーカリスト集団の1人、幾田りらさん改めてikuraさんのユニット。

 

2組がボカロP出身なんですね。ふむふむ。何となく掴めてきたな。言われてみればずっと真夜中でいいのにの楽曲も、なんだかボカロチックですね。繊細で美しい声色ですがハイトーンは鋭く力強い。今までにいそうでいなかった雰囲気。

そして、三組のMVを見てみればその共通点は更に浮き彫りになることでしょう。アニメーション動画のミュージックビデオです。MVは楽曲の音楽性をダイレクトに投影すると言いますが、これで楽曲がアニソンというか、ボカロというか、なんとも言えないポップ感があるのが再認識できます。

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なんで流行ってんの

 

なんでだろ?うーん。

まあ僕もYouTubeとかニコニコ動画は頻繁に目にするので、3組ともバズった瞬間は見てきました。ヨルシカ、YOASOBIはやはり元々有名な方が作ったユニットだったので話題性は強かったのでしょう。MVを投稿した瞬間にかなり伸びていました。一方ずっと真夜中でいいのには、ある日突然投稿された秒針を噛むが大ヒット。たちまち有名になりました。

やはり、クオリティの高い演奏とアニメーションが衝撃的だったのでしょうか。

 

ヒットの順番でいえば、ヨルシカ→ずとまよ→YOASOBIって感じですかね。

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まず、今までのアーティストは普通なら、CD制作→レーベルを通し発売→カラオケや着メロ、iTunes配信→YouTube投稿

みたいな流れが主流でした。そもそもYouTubeがある以前だったらCD発売の時点で完結でしたね。

 

しかし時代は令和。MDやレコード、CDの時代は終わってしまったのです。

 

三組のアーティストは、まず動画サイトに音源を投下します。ここでヒットする。クオリティが高いのはもちろんのこと、誰でも簡単に、無料で視聴できる環境だから普遍性がより高いのです。たしかに、CMで聞いて気になったからCD買って聞いてみよう!より、なんだこのサムネ気になるから聞いてみよう の方が5万倍くらいハードル低いですもんね。

 

そして、動画サイトにインスト音源を挙げれば歌ってみたや、弾いてみたなどの二次創作も増える。私はこれをニコニコ商法と名付けました。

 

なんなら、投稿する側のハードルも低い訳ですからね。言っちゃえば素人でも簡単に動画は投稿できます。流行れば勝ちですから。それで。

 

時代の移り変わり

 

まさに時が移ろう瞬間です。サブスクリプションサービスが充実化し、YouTubeが大流行して、キャッシュで音楽を購入するビジネスは瀕死状態の昨今です。レコードショップに駆け込んでジャケットを眺めるあの瞬間とか、タワーレコードのイベントでCDに直筆サイン書いてもらったあの日の思い出とか、そんなのはもう歴史になってしまったのです。

 

米津玄師やヒトリエササノマリイ三月のパンタシアなんかもそうですね。ニコニコ商法で功績を挙げてきました。なんか聞こえが悪く感じますが別に1ミリも侮辱してませんよ。むしろパイオニアですからね。彼らは。

 

でも、そういう商法とは別に大衆に好まれる音楽性も少しずつ変化していってます。ファッションもそうですが、流行は常に移り変わります。

 

勝手なイメージですが、最近の音楽はかなり作り込まれていてサウンドのクオリティが非常に高い。ボーカルの実力もえぐい。ってことが多い気がします。髭男にはじまり、King Gnu、LiSA、米津玄師、あいみょんKing Gnuと米津以外は生で聞いた事ありますが、度肝を抜かれる迫力とクオリティです。簡単に言うと、芸術品としての音楽の水準が、非常に高くなっているのです。

それに比べ昔の音楽、昔と言っても2000年代初期から中期、90年代あたりの音楽は特別テクニカルだったり、ボーカルがばちこり上手かったりする訳ではない気がするんですね。

スピッツミスチル、BUMPやエルレアジカン。今でこそ伝説的なアーティストですが、演奏自体の難易度はそんなに高くなく、コピーしやすい感じ。もっと言えば、Hi-STANDARDNUMBER GIRLあたりは熱量こそ段違いなものの、作品としてのクオリティは今と比べて決して高くありません。

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だからどちらがいいとか、どちらが悪いとかそういう訳ではありません。ナンバガの最後のライブ映像は何回みても鳥肌が立つし、初期のアジカンのシンプルな演奏もグッとくる。なんならアジカンは初期アルバムの方がファン多いですしね

今流行りのような作り込まれた作品は多くの人の耳に入るよう、大衆性の高い作品になっていますが、ひと世代前の音楽はライブで全てをぶつけるタイプが多かった。たくさんの人に聴いてもらうように、ではなく聴いてくれる一部の人をとことん魅了するスタイル。

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さて、日本の音楽は次はどこに向かうんでしょうか。楽しみです。

最後に僕のおすすめの「夜行性系」音楽を紹介していきます。

 

春を告げる

春を告げる

  • yama
  • J-Pop
  • ¥255

 

偽物勇者

偽物勇者

  • 703号室
  • J-Pop
  • ¥204

 

カワキヲアメク

カワキヲアメク

  • 美波
  • アニメ
  • ¥255

 

 

では!