こんにちは。
さて、今日から四月(執筆の段階では)。新しい年度の幕開けです。新元号は「令和」に決まりましたね。日本らしくて僕は好きです。
四月といえば春も真っ只中、出会いと別れの季節だなんて謳われる時期ですが。
いやいや、そんなんどうでもええねん。出会いと別れなんて陰キャには無縁の話。僕にとって春はただただ
花粉の季節、です。
そうです。私、超絶花粉症なんです。
2月前半頃から兆候が出始めます。家から駅までの10分弱、くしゃみと鼻水が止まりません。3.4月が近くなると加えて常に目がかゆい。目薬とポケットティッシュとパブロン鼻炎カプセルが手放せません。
おまけに部屋の箱ティッシュが3日に一度ローテーションするから母親から疑念の目が絶えない。鼻水が絶倫すぎるだけなのに。
花粉が憎くて憎くてしょうがない。この気持ちわかってくれる同志いらっしゃいますよね?
最近じゃ3人に1人が花粉症と言われる時代なのでまさに国民病ですよね。
そんなクソくだらない前置きはさておき、今日はいつもとは少し変わって春に聞きなくなる曲をご紹介しようと思います。
人との出会いがない分()、音楽くらいとはいい出会いをしたいものです。そしてもちろんみなさんにもいい音楽を知ってもらいたい。
できるだけ知っている人の少なめなマイナーなラインを攻めようと思うので、興味のある方だけ見ていってください!
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マイナーとか言っときながら1曲目からどメジャーバンドで草。皆さんご存知 Silent Sirenの「ストロベリームーン」です。
元は読者モデルが集まって作られただけあって、ビジュアルも美しい4人組ガールズバンドです。
恋愛が上手くいかない女の子が夜な夜なお月様に相談事をする、みたいなとても可愛らしい曲です。Aメロから優しいアルペジオとキーボードが春の夜感を演出しています。
Bメロで
今日もひたすらにら睫毛濡らしてる
薄明るい夜に照らされて
と悲しげフレーズで演奏も落ち着いたところからサビの
ストロベリームーン お願いまだ消えないで
もう少し話を聞いてよ
にかけて優しくクレッシェンドがかかるところがとてもグッときます。演奏で感情表現している感じにときめいてしまう。高い音を地声で歌っている時にすこし喉にかかる感じがとてもツボです。誰かわかってくれる方いませんかね?
やはりすぅちゃんの声はこのテンポこの音域が1番栄える。ガールズバンドっていいな(迫真)
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2曲目はグッドモーニングアメリカの「境界を越えて」。こちらも比較的有名です。
好きだった子が遠くへ行ってしまった、会うことは出来ないけど心だけでもあなたの元に行きたいよ みたいな曲です。
まさに出会いと別れ()の季節に聞きたい1曲ですね。
イントロは爽やかなエレキのサウンドから始まり次いで軽快な演奏が重なります。
Aメロのベースラインがなんだか絶妙に悲しげな雰囲気を醸し出します。
ボーカル金廣さんの声は特徴的で、高音域まで張りがありとても爽やかな印象です。この曲ではAメロBメロ、サビで巧妙に歌い分けられていてかなり聞き応えのある一曲となっています。
Aメロでは前述の通り寂しげな感情がうかがえる歌い方で、音圧も控えめ。
Bメロではサビにかけての盛り上がりに繋がるすこし浮き足立った感情感とバックではベースギタードラム御三方のコーラスがメインボーカルの表現を上手く際立てているかんじ。
サビの
Oh
心は 鳥になって
あなたへ 羽ばたきたいとご 御涅る
の部分ではそれまでの切なさを感じさせない前向きな印象、ハモリが爽やかでグッドモーニングアメリカらしさが前面に出ています。。
金廣さんの透明感のあるファルセットと所々で一瞬裏返るメリハリのあるチェストボイスが癖になりますね。
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3曲目はまじ娘さんのローレライという曲。VOCALOID曲のカバーになります。
まずはじめに、まじ娘さんというボーカリストをご存知だったでしょうか。かなりイチオシです。元々ニコニコ動画の歌い手として活動されていましたがいつのまにやらメジャーデビューしてました。おめでとうございました。
この曲では随所の高音を柔らかく歌い上げ今にも消えていきそうな儚げな雰囲気を滲ませます。呼気多めのハスキーな声とバックのピアノのサウンドがとても心地いい。最高の耳触りです。
歌詞もとても綺麗な言葉選びがされています。
真夜中に溺れた 虹色の泪は
シャボン玉になった ふわり空にとける
演奏、歌詞、そしてボーカルまで1曲を通してハイセンスな楽曲。眠る前に聞きたくなります。
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4曲目。カネコアヤノさんの「コンビニ」です。
今までとは少し違う、なんだか朗らかなメロディーライン。独特の脱力感があるカネコアヤノさんの声が、むず痒い歌詞を少し大人っぽく歌い上げています。
Aメロではアルペジオでポップ気味なコード進行、間奏からギターが増え耳が楽しくなってきます。
Bメロはとても気持ちいいリズムチューン、話したことも無いコンビニ店員さんに恋心を寄せる主人公のドキドキ感、ワクワク感のようなものが伝わってきます。
サビではメロディーの音の数に対し微妙に字余りな歌詞が耳に残ります。
ああ どんな どんな私服を着るんだろう
好きな 音楽はなんですか?
聞けるわけがない 聞けるわけがない
商品選んでる フリしてる
文字にしてみると甘酸っぱさがより鮮明になります。こんな恋してみたいですね。
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最後に紹介したいのはOmoinotakeの「1992」です。
島根県出身のスリーピースバンド、Omoinotake。渋谷を中心とするストリートライブでその認知度を広め、今かなり注目されています。
いわゆるシティポップ調のオシャレなサウンドです。イントロのキーボードがとてもオシャレにジャズっぽさを生んでいる。
僕自身あまり好んでブラックミュージックを聞くことは無いんですが、このバンドの音楽はとてもナチュラルに聞き入ってしまいます。
Aメロでエモーショナルで現代風なヒップホップテンポが続き、Bメロでのボーカル藤井レオさんの厚みのあるファルセットのギャップにやられます。
指弾きのベースがキーボードの音色に深みを持たせ響きのある落ち着いた音が大人の音楽を演出していますね。カッコイイ。。僕にもっとシティポップを教えてくれ。
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とまあ、つらつらと何曲か紹介させていただきました。こうして並べてみると別に「THE 春」って感じの曲は一つもないですね、すみません。
けどまあいいじゃないですか。音楽番組で特集されるような、ありきたりなメジャーソングもいいですけど、普段あまり聞かない、自分の踏み入れたことのない領域まで手を伸ばしてみるのもたまには乙なものだと思いますよ。謎の上から目線(笑)
僕の紹介した音楽を聴いて、少しでもいいなと思ってくれた人がいたならとても光栄です。自分がアーティストで自分の音楽を褒められた気分です。
また次の機会でも何かにこじつけていろんなオススメの楽曲を紹介していきたいと思います。
では。