こんにちは。
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今日は僕が皆さんに聞いて欲しいバンドを紹介したいと思います。それが「アンテナ」というバンド。
ニューレトロ
アンテナは仙台発のバンドです。メディアへの露出が少ないため、あまり知っている人はいないのではないでしょうか。
昨年の4月頃よりボーカルの渡辺さんの病気の都合で活動休止されていたのですが、年末に活動再開し、それをきっかけに僕も初めて知りました。
2010年頃結成された後に何度かメンバーが入れ替わり、現在は渡辺諒さん(Vo. Gt. Key)、本田尚史さん(Dr. Co)、池田晃一さん(Gt.Key.Co)、鈴木克弘さん(Ba.Co)の4人で活動されています。
アンテナの公式サイトには"仙台発のニューレトロバンド"と記載されているのですが、まさにその通り、このバンドの音楽をジャンル付けするとしたら「ニューレトロ」としか言いようがないのです。
こんなにしっくりくる言葉があるのかと驚く程にしっくりくる。初めて聞いた単語だけど。
ニューレトロとは何かというと、新しいを意味する「new」と、懐古的を意味する「retrospective」の複合語ですね。たぶん。
一見矛盾しとるやんけって思うかもしれませんが、違うんです。「新しい形のレトロミュージック」なのです。
まあ全ては、聞けばわかるんですけどね、、、
渡辺諒のココがすごい!
まず、僕が初めて聞いた時の第1の感想は
何だこの歌声は。
でしたね。とても柔らかくて包み込んでくるような優しい声。低音域から高音域まで全てがファルセットのように聴こえる不思議な歌声です。
例えるなら、スピッツの草野さんと徳永英明さん、小田和正さんを足して3で割ったような感じですかね。
あいにくまだライブには行けていないので生歌の歌唱力は未知なのですが、高音の伸びがとても心地いい。
この曲なんか聞いていただけると分かると思います。男性なら分かると思いますが、ここまで違和感なく低音と高音を繋げるのはかなり難しいです。
是非一刻も早く生歌をご拝聴させて頂きたい。。。
そして渡辺さんの才能はボーカリストとしてのみでなく、作詞作曲能力にも顕著に現れています。
アンテナのほとんど全ての楽曲の作詞作曲は渡辺さんが1人で担当しています。
これだけで十分すごいのですが、渡辺さんは自分の歌声、自分たちのバンドサウンドに合った音楽を作ることに非常に長けている気がします。
僕はまた懲りずに 闇に向けて 歌う
儚く瞬いた 灯のように
潔く消え去る ほど素直に
出来ちゃいない 笑っちゃうよな
僕とあなたも 終わらないのさ
あれから僕もちょっとでも
優しくなれたのか
吸い込まれそうなほどに 深い 深い 青
泣くなよなぜかさっきから
胸が裂けそうなんだ
早く あなたのところまで
連れてってほしい 深い 深い 青
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抽象的ながらも意外とストレートなラヴソング。曲名にもある通り大体の曲が深い深い青色の印象です。BPMはどれもゆっくりめで、歌詞がスッと入ってくるような柔らかいメロディー。
ボーカルの特徴的な歌声が見事に調和します。
なんだか深海の中にいるような、とても不思議な力のある歌詞と歌声。
ほら、やっぱり自分達のことがよくわかっているんだなと思います。僕の言いたいことは全部曲になっているんじゃないかってくらい。
演奏の特徴
特徴的なのは、その歌声やメロディーだけではありません。レトロ感のある演奏に聞こえますが一つ一つの音は非常に現代的。優しくエコーするギターサウンドや、特徴的なリズムパターンがサブカル心をくすぐります。
そして僕、このバンドのキーボードがとても大きな役割を果たしていると思います。
大きな武器であるこのバンドのメロディーがダイレクトに伝わってくる。ギターだけでも十分なのが、キーボードが加わることによって自然に強調してくれる。
思えば僕の好きなバンドには大体キーボードがいる気がします。。
イントロの透明感とボーカルの透明感。素晴らしい。
少し機械的なサウンドも今風っぽくて新鮮さも兼ね揃えている。かといって軸であるボーカルを邪魔せずに際立たせる。
あえて言っておこう。このバンドは必ず流行る。
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ごめんなさい、今回はマジでただの僕の好みの押し付け記事でした。けど僕の記事を読んでくれるようなハイセンスの方々ならきっとハマって頂けると思います笑
じゃあみなさん、今月半ばにアンテナのライブで会いましょう。
では。