こんにちは。
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好きなアーティストや好きだったアーティストとは別に、「思い入れのあるアーティスト」ってものが存在します。
僕の場合、一口に「思い入れのあるアーティスト」と言っても何個か思い当たるのですが。特に思い入れが強いアーティストと言えばそうですね、
ししゃも。スリーピースのガールズバンドです。彼女と出会うまではほんとに数曲しか知らなかったんですけどね。
僕に彼女ができたんだ
このバンドの話をする上で僕の自分語りはどうしても欠かせないので、不快に思う方はどうぞすっ飛ばしてください。
大学1年生の最初の方、男子校という檻から放たれて間もない頃です。高3の三学期から関わりのあった女の子と付き合い始めました。彼女は軽音部の女の子で、SHISHAMOと同じ、スリーピースのガールズバンドでボーカルをしていました。ベースボーカルでしたけど。
僕は当時居酒屋でバイトしてたんですけど、その頃から狂気的なほどカラオケが好きだったので、同じカラオケ好き(?)同士付き合う前からしょっちゅうカラオケに行ってました。
彼女が決まって歌うのはSHISHAMO。聞かずとも好きなんだろうなぁと思ったのを覚えています。
そしてもちろん、僕も聞きまくり漁りまくるわけです。好きな子の好きなバンドなんだから聞かない理由がないです。
そしてカラオケデートを数回重ねたあと、交際が始まりました。「僕に彼女ができたんだ」状態です。
僕に彼女ができたんだ
それはそれは 可愛いんだ
僕に彼女ができたんだ
今すぐ 誰かに 自慢したいよ
女の子が歌う男視点の曲って珍しいですよね。なんだか新鮮で可愛らしいイメージです。
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女ごころ
かれこれ1年半くらい付き合ってたかなぁ。付き合ってからも死ぬほどカラオケ行って、死ぬほど彼女の歌うSHISHAMOを聞いて、気付いたら僕も自分からSHISHAMOを聴くようになってましたね。
しかしまあ、これは元カノの話。
つまり別れがあった訳で。
細かい話は割愛しますが、だいぶ引きずりました。振ったのは僕だったんですけどね。
それからしばらくSHISHAMOは聴きませんでした。無理矢理明るい曲聴いたり、backnumberをイヤホンで聴きながら1人でうんうんと頷いたり。
忘れてきたある日、シャッフル再生していたらSHISHAMOの「女ごころ」が流れてきたのです。
ずっと ずっと
私はあなたのものだった
ずっと ずっと
あなたのために生きてきた
さようなら あなたを好きだった私
本当に 好きだったよ
その夜は泣き過ぎて枕がひったひたになった。
ボーカルの宮崎朝子さんの可愛らしくも哀愁のある歌声が相まって「女ごころ」の切なさを増幅させます。
この曲は、僕にとっては忘れたくても忘れられない、クソほど思い入れのある楽曲なんです。くぅ。
聴いた人を感極まらせることが出来るなんて、ボーカリストとしての実力も一級品ですね。
ちなみにだけどライブも行った
別れるちょっと前くらいかな。知り合いの招待で学園祭に来ていたSHISHAMOのライブに行ったことがありました。
正直結構なめてました。が、良い意味で予想を大きく裏切ってくれる、学園祭とはいえ熱のあるライブで、終始大興奮でした。
アップテンポのチューンではガールズバンドと思わせない迫力のある演奏を見せ、バラードではガールズバンドならではの繊細さで巧みに表現する。
僕にとってのSHISHAMO
可愛らしくてちょっと切なくてキュンキュンする。それが世間一般のSHISHAMOの曲に対するイメージですかね。
僕にとってのSHISHAMOの曲は、切なくて切ない、ぜひともこれからの彼女には歌って欲しくない。って感じですね(笑)
音楽って凄いですよね。人を悲しませたり楽しませたり、思い出を掘り返したりもできるんですよ。
これからも音楽に思い出をなすりつけながら、長いであろう余生を享受していこうと思います。
では。